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「何をそんなに怒ってるんだ」


子ども扱いされるのは、ムカつく。


「…別に怒ってねぇよ」


そう言い捨てて、しかし浮竹さんの困った顔を横目で見やると
なんとなく罪悪感がふつふつと湧き上がる。
うーん、どうしたもんか、そう呟くと浮竹さんは
すこし膝を曲げてオレに目線を合わせていった。


「何が気に入らない?」


なんとなく目をそらすことが出来なくて。
うっと小さくオレの喉が呻き声を上げた。


「一護、何が気に入らない?」


ゆっくりと優しく繰り返してオレに問う。


「…あんたが、オレを子ども扱いするのが気に食わない」


すこし間を置いてオレはそう言った。
すると浮竹さんは驚いたように目を開く。
そしてその目がだんだん細くなって
ついには面白そうにフッと笑いをこぼした。


「何がおかしいんだよっ!」
「ああ、いやすまん…」


キッと睨むと、それは困ったような笑みに変わり、
そしてまた浮竹さんはうーんと唸った。


「しかしお前はまだ子どもだろう?」


なだめるように優しくオレにそう言った。
なんとなくそれが頭にきて、
気付いたときには浮竹さんにキスをしていた。
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