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抗議の声をあげようとした瞬間浮竹に抱き寄せられて、
喉まで出掛かった声を飲み込んでしまう。


「そうだ、それがいい」


一人で納得する浮竹をなんとか止めようとするが、
抱きしめられた上に何とも楽しそうなその声を聞くと、
まるで否定の言葉が浮かんでこない。


「一護はどうだ?」


ふと、自分だけが突っ走っていたことに気が付き浮竹が一護に問う。
少し体を離して、苦笑まじりに"やっぱりダメか?"という目で一護を見る。
そんな目で見られては、従うしかない。


「…あんたの好きなようにすりゃいいだろ、
 それであんたが満足するなら、…俺は、べつに…」


恥ずかしそうに目を反らして言う。
浮竹はその返答に嬉しそうに目を細めた。


「…一護、」


愛おしそうに名前を呼ぶと、一護の頬に手を添える。
冷たいそれにびっくりして、一護が視線を浮竹に戻した瞬間、
浮竹は触れるだけの口付けを、一護に送った。
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